一休さんが教えたという「一休寺納豆」 |

写真:京の古寺から(14)一休寺
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土用の太陽が照りつける七月の末頃、納豆の仕込みが始まります。蒸した大豆とはったい粉に麹をよくかき混ぜて麹蓋に入れ、二日間、麹室に置きます。これが納豆の下地です。
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写真:京の古寺から(14)一休寺
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次に塩湯入りの桶に、納豆の下地を入れ、杓子でかき混ぜます。朝日が上がれば蓋を取り、一日に何回かかき混ぜ、夕日が沈む頃には蓋をする作業を一年間続けます。 |

写真:京の古寺から(14)一休寺
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天日と人力によって納豆は黒褐色に仕上がり、塩辛いけれども深くこうばしい味をもつ一休寺納豆ができあがるのです。 |

写真:京の古寺から(14)一休寺
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長い年月でも保存することができ、しかも栄養価の高い食品であり、保存食としても利用されています。 |
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